海外歯科大学院留学とは③

EU歯科大学院出願

語学留学としてロンドンで海外生活をしながら、イギリスを中心にヨーロッパの歯科大学院への出願を模索していました。最終的に、以下の4大学・5プログラム(歯科インプラント学、歯周病学、一般歯学)に出願しました。

Cardiff University UK MSc in Implantology 1year Full-time
Queen Mary University UK MSc in Periodontology 2years Full-time
Queen Mary University UK Doctorate of Clinical Dentistry 3years Full-time
Malmö University Sweden MSc in Dental Science 2years Full-time
IMC Münster University Germany MSc in Implantology and Dental Surgery 2years Part-time

ここでは、コネクションも無ければなんの前情報もなく、大学のHPを見ながらの出願先探し。

もちろん、過去にこれらコースを修了した日本人は誰もいないという完全に未知の世界でした。ゼロからのスタートです。はっきり言って、出願時は無謀だと思っていました。日本の歯科界を見てきて、留学=強力なコネが必須くらいの偏見を持っていたからです。

ですが、結論から言うと、入学審査に関わる先生は純粋に大学時代のGPA(成績)や、履歴書、出願時に提出したエッセイなどで私を客観的に見て評価をしてくれて、最終的には面接に呼んでくれました。特にエッセイは入学審査で非常に重要です。そこで、エッセイを作成するにあたり私自身が利用した留学エージェンシーについてメリットとデメリットを考えたいと思います。

留学エージェンシー

一般的に、海外の大学院を出願するにあたって、提出書類のサポートと出願を代行してくれる留学エージェンシーが複数あるのはご存知かと思います。そして、イギリスの場合では多くの出願者がこの留学エージェンシーを通して出願しています。

メリットは、英語で作る書類をある程度満足できるクオリティーに仕上げられるということ。パーソナルステイトメント(PS)や履歴書(CV)を、慣れない英語で仕上げるというのはなかなかハードルが高いので、これは助かります。また、現在はほとんどの大学がオンライン形式での出願手続きを採用していますので、この出願の手間を省くことができるとともに、思わぬ間違いを防ぐことができます。

出願の手間とは、海外の大学院が出願書類の進捗状況を逐一連絡してくることは稀で、知らない間に内容不備で書類がハネられている事があります。留学エージェンシーではそういうことがないように、大学と定期的に連絡をとってくれ、問題なく出願書類が選考過程にのるように手助けしてくれます。

デメリットはもちろん、留学エージェンシーによっては費用がかかるということ。そして、必ずしも添削してもらった書類が完璧とは限らないということです。意外にあるのが、添削してもらった英文が、歯学のような専門的な分野ですとエージェンシーがその分野をよく理解しておらず、自分の意図が曖昧になってしまうこともあります。場合によっては、個性の弱い似たり寄ったりの文章になってしまう可能性があります。

もし身の回りに自分の英文法チェックや履歴書の書き方等をチェックしてくれるネイティブ、もしくはそれに準じた人がいる場合には、あえて留学エージェンシーを使う必要はないと思います。また、自力での出願の場合は出願要項に従って、オンライン出願用紙を埋めていく必要がありますが、出願要項の英文を読み込むことや大学窓口へ自ら出願状況を確認出来ないようでは、海外の大学院を考える段階ではない、というのが正直なところです。

ただ、各留学エージェンシーが日本国内で留学希望者向けイベントを行う事がしばしばあり、そういう無料イベントに参加して損はないでしょう。また、そのようなイベントで志望大学のインターナショナルオフィスマネージャーのような、大学から派遣されている人の連絡先を聞いておくのも役に立ちます。何かあった際にはその方に直接メールをすればかなり親切に対応してくれます。

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